年齢・性別を問わず、国民病ともいわれるようになった眼精疲労。
スマートフォンを多用する若年層にいたっては
スマホ老眼なる新しい病も現れています。
眼精疲労の原因と対策について考えてみたいと思います。
眼精疲労の原因
・目に合っていない眼鏡(度数やサイズ、メンテナンスの不備など)
・コンタクトレンズの不適切な使用
・コンタクトレンズの使用による目のダメージ
・パソコン、スマホ・読書などによる目の筋肉(毛様体筋)の過緊張
・目の筋肉の調節機能異常(老眼)など
・眼疾患によるドライアイ、乱視、斜視、緑内障、など
・照明などの環境要因(暗すぎる、明るすぎる、コントラストが強すぎる)
・仕事による過労
・精神的なストレスなどの心的要因
・姿勢、骨のゆがみ
・五十肩や頸椎症などの整形外科的要因
・過労
・栄養不良など体調に由来するもの
・糖尿病、高血圧、蓄膿症に由来するもの
眼精疲労対策・回復方法
・視力に合わせた正しい眼鏡やコンタクトレンズを使用する
・定期的な眼科検診によって眼鏡やコンタクトレンズを矯正する
・適切に目を休ませる
・遠くを見る(近くを見ると目の筋肉が緊張するため、遠くを見ることで筋肉が休まります)
・目を温め血流を促進する
*目に炎症があったり、充血しているときは冷やす
・目の周囲をマッサージし筋肉を弛緩する
・バランスの良い食事を心がける
*病気による眼精疲労の場合には病気を治療してください
眼精疲労と栄養
ビタミンA
・目の機能粘膜を正常に保つために必要なビタミンです
・ビタミンAが不足するとドライアイや夜盲症、視力低下などを引き起こします
ビタミンAが多く含まれる食品・食材
・レバー
・卵黄
・ほうれん草
・うなぎ
・にんじん
・小松菜
*ビタミンAは脂溶性ビタミンであるため、とりすぎには注意する
アントシアニン
・網膜に光が映し出されると視細胞野中のロドプシンという物質が変化します
・その変化したものが脳に伝わります
・物を見るたびにロドプシンは形を変えますが、わずか1万分の4秒で元の形に再合成されて次の情報を脳に伝えます
・目を酷使するとこの再合成がスムーズにいかなくなります
・アントシアニンという色素がロドプシンの働きを助けるといわれています
ルテイン
・緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの1種です
・目から入った光は、網膜のほぼ中央に1~2mmの組織・黄斑部で像を結びます
・黄班部にはルティンという色素が存在しており、有害な光を吸収すると言われています
ビタミンB群
・ビタミンB1,B6,B12には、目の角膜を正常に保つ働きがあります
・ビタミンB12は神経の働きを助けます
休眼では予防医学・セルフケアの観点から
眼精疲労対策に取り組んでいます!